【宿題編】『風立ちぬ』を見てから一週間とっても憂鬱だった件
憂鬱。ほんと憂鬱。
『風立ちぬ』を見てからというもの僕は憂鬱で、憂鬱で、心療内科に駆け込もうかとさえ思ったほど。
先生!ハッピーになるお薬下さーい!・・・・やはり、これはマズイ。
あの「生きねば」の意味を考えて、自分なりの答えを見つけねば・・・一週間ぐらい考えました。
■「生きねば」の意味
で、結論です。
カプローニさんが、夢だかあの世だか分からない世界で
「君は創造的な10年を懸命に生きたか?」
と二郎に聞くんですね。
つまりは、
人生なんて限りがあるし、自分の思っていたものとは違うかもしれないけど、その時間を"どう"生きたのかと。
もっと言えば、
世界の宮崎駿監督がその引退作品の中で、結果なんて所詮こんなもんだよ、と観客に見せているのかと思いまして、
それでも、「生きねば」と言うことは、結果がどうなるかじゃなくて、"お前がその時間をどうしたいのか”ってことなのかなと。
■人を愛するということ
菜穂子も結核でね、途中からもう想像できちゃうんですけど、じゃあお前はこの女と"どう"したいのかってことなのかなと。
これも、駿監督からの問いに思えました。
別に結核とかでなくても、人は早死にしたりしますからね。
そこまで考えた上でその人を愛せますかと・・・
限りある時間を一緒に過ごすとは、こういうことなのかなと思いましたね。
いいなーと思うと同時にすごく残酷だなとも思いましたね。
菜穂子も綺麗な自分を見ていて欲しいって、最後ね。
その気持ちはわかりますけど、ほんと美にこだわりますよね。(←少し脱線しました)
■駿監督のメッセージ
生きてれば何かいいことあるさ、みたいなヌルい感動ものじゃ全然なくて、結局何もないというシニシズムの最悪なものを見せて
それでも「生きねば」って言うということは、駿さんが、俺はそうやって生きてきたんだぜ!!お前らもそうしろよ!!
ということなのかと思いました。
まあ、勝手にそう思ってます。
宮崎駿監督ぐらい有名になれば、なんか素晴らしい世界にでもいるのかなと思ってましたけど、
それは違うなと気がつきました。
売れて有名になったからって、それでハッピーになるわけじゃないんですね。
終わりに
宮崎駿監督の引退作品が、分かるやつにだけ分かればいい!!という作品っだたのも良かったですね。
あれだけ宣伝して集客しておいて、分かんないやつは別にいいやっていう、スタジオジブリのフッ切れてる感が素晴らしいですね。
あと、これは指摘している人少ないと思うんですけど、
http://blog.goo.ne.jp/sango1341/e/2f089a0f6291ac1a2a8ecc30818731a7
※夢の中の飛行機
※ヴンダー
二郎が子供の頃、夢の中で乗る飛行機が、『エヴァQ』のヴンダーに似てるんですよね。羽の感じといい、配色といい。
町山さんは、二郎は魔女宅のトンボって言ってますけど、
この映画にはジブリに縁のある人物がそのままキャラクターとして出演していますしね。
軽井沢で出会うドイツ人とかね。
二郎の上司の黒川のモデルが宮崎監督だってどこかで聞いた気がしますし。
やっぱり二郎は庵野さんが声優しているので、二郎のモデルって庵野さんじゃないんですかね。
そこんとこはどうなんすかね?
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